空気の熱を有効活用。地球に優しいヒートポンプ

テレビCMでよく耳にする「空気の熱でお湯を沸かす」というキャッチフレーズ。
東京電力のエコキュートという給湯器のCMですが、これはヒートポンプを使っている、最も有名なもののひとつです。

ヒートポンプのメリットは、なんといっても少ない電力で加熱や冷却に大きな力を発揮すること。
使用電力の4倍のエネルギーを得ることができるといわれています。

また自然の熱を利用するので、環境にとても優しいシステムです。
省エネのみならず、地球温暖化の原因とも言われているCO2削減にも大きく役立つんです。

実はこのヒートポンプは家電には広く使われています。代表的なものはエアコン。
一昔前のエアコンは暖房が弱く、灯油ストーブやファンヒーターなど燃焼させるタイプでなければ…と思っている人も多いかもしれませんが、今はヒートポンプのパワーで、エアコンの暖房は省エネ・省CO2を実現しつつ十分に部屋を温めてくれるのです。

エアコンと同じ原理で空気を加熱し、衣類を乾燥させるのがヒートポンプ式の洗濯乾燥機です。
従来はヒーターの熱で乾燥させていたため高温で、冷却に水を多く使うという欠点がありました。
ヒートポンプ式は優しい温風なため衣類が傷みにくく、冷却水もいらないうえに洗濯槽の除湿も同時に行えるというメリットがあります。

消費電力が10年前から1/5になっている家電があります。
それは冷蔵庫。
庫内の熱をヒートポンプで放出するしくみや断熱材の進歩で、省エネを実現しているのです。